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レミケード国内臨床試験サブ解析「乾癬患者におけるPASI90%改善がDLQIに与えるインパクト」
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.12 No.3 54-56,
2014
著者名
鳥居 秀嗣
記事体裁
抄録
疾患領域
膠原病・リウマチ性疾患疫
/
皮膚疾患
診療科目
膠原病科
/
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
「Summary」乾癬の全身療法に対するガイドラインでは,PASIスコア75%改善およびDLQI 0または1が治療ゴールとして推奨されている.しかしわれわれがインフリキシマブの国内臨床試験を用いてサブ解析を行った結果,DLQI寛解達成にはPASI75では不十分であり,PASI90以上が必要であることが示された.またインフリキシマブは,PASIスコアに反映されづらい爪や頭皮など難治部位への有効性を通じて,QOL改善に貢献できる薬剤であることも明らかとなった.インフリキシマブは早期から高いPASI改善率を得ることができ,DLQI寛解を達成するための有用な手段であると考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。