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特集 汗とアレルギー

発汗異常にもたらされるアレルギー性疾患

Allergic diseases induced by sweating disturbance

塩原哲夫小松由莉江

皮膚アレルギーフロンティア Vol.12 No.2, 23-27, 2014

[Summary] 汗はアレルギー性疾患の増悪因子として広く認識されているが, 発汗障害がアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis; AD)などのアレルギー性疾患における病態形成に重要な役割をしているとの認識はほとんどない. われわれはそのような役割を明らかにするため, 発汗反応を1つの汗管ごとに定量的に測定できるimpression mold法(IM法)を確立した. IM法を用いて, ADだけでなく苔癬型組織反応(lichenoid tissue reaction; LTR)を呈する疾患においても, 病変部に発汗障害が初期から認められることを明らかにし, 病因的意義がある可能性を示した. アレルギー性皮膚疾患において発汗反応を調べることにより, これまで無視されてきた汗の炎症反応への関与が明らかになされていくであろう.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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