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【特集 汗とアレルギー】
発汗制御にかかわる新たな分子機構
Molecular mechanism of sweating activities

掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア Vol.12 No.2 17-21, 2014
著者名
室田浩之
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
診療科目
アレルギー科 / 皮膚科 / 小児科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア

[Summary] 発汗過多あるいは欠乏に伴うさまざまな症状は患者の生活の質を著しく低下させる. 発汗活動を適正な状態に戻す, 低侵襲性かつ汎用性の高い方法が確立されれば, 汗の関与が考えられる多くの疾患の治療に応用できるに違いない. そのためには汗腺の制御機能, 発汗活動を理解したうえで, 汗腺機能を支配する中枢・末梢神経, 汗腺を取り囲む微小環境, そして生活習慣などを含む網羅的な発汗制御因子の探索を行う必要がある. われわれはアトピー性皮膚炎が乏汗になっているメカニズムに着目し, ヒスタミンがアセチルコリン性発汗を抑制することを確認した. アセチルコリンは汗腺分泌細胞内でglycogen synthesis kinase 3β (GSK3β)をリン酸化することで自覚できる発汗を促す. ヒスタミンはGSK3βのリン酸化を抑制することで汗腺分泌細胞から汗管への汗の移動を阻害すると, 二光子顕微鏡を用いた汗腺の動態観察から想像された. 汗腺機能を制御する新たな因子の発見が発汗異常を伴う疾患の治療に貢献すると期待される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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