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国内研究施設紹介

京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 一人ひとりが世界に誇れるマイダーマトロジーの確立を目指して

加藤則人

皮膚アレルギーフロンティア Vol.12 No.1, 42-43, 2014

京都府立医科大学は, 京都に西洋医学を教育する病院をつくりたいという京都府民の寄付によって創設され, 西は河原町通, 東は鴨川に面している. 皮膚科学教室は明治30年(1897年)に開講した. 私たちの教室では, この数十年は炎症性皮膚疾患と皮膚外科疾患の2つを大きな柱として臨床と研究に取り組んできた. 以下におもな研究グループについて簡単に紹介する. 竹中秀也准教授, 浅井純講師らは, 患者が増加傾向にある糖尿病性潰瘍や重症下肢虚血に伴う足趾潰瘍など難治性皮膚潰瘍について, 創傷治癒機構の解明や新規治療法の開発を目的に研究を行っている. これまで, おもに糖尿病マウスを用いて, 骨髄由来血管内皮前駆細胞やスタチン製剤が脈管新生作用を有し, 糖尿病性皮膚潰瘍に対して治癒促進効果があることを報告した. 彼らのグループは, 皮膚悪性腫瘍の診断法や予後に関する臨床研究でもいくつもの新しい知見を得ており, 今後の発展が期待される.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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