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対談

経口免疫におけるパラダイムシフト

塩原哲夫栗原和幸

皮膚アレルギーフロンティア Vol.11 No.3, 38-45, 2013

「小児科と皮膚科におけるアトピー性皮膚炎の考え方」塩原 本日は経口免疫寛容のパイオニア的存在である栗原和幸先生に, 「経口免疫におけるパラダイムシフト」をテーマにお話をうかがいたいと思います. 私の理解では, 15年くらい前は小児科と皮膚科はアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis; AD)に関して相反する考えをもっていて, 皮膚科医はスキンケアが大事だといい, 小児科医は食物アレルギーだから食物制限をしなければいけないという, 2つの考えがありました. そのなかで, 先生は以前から免疫学の常識としての経口免疫寛容を研究・実践されてきたとうかがっていますが, その考え方の変遷についてお話しいただけますか. 栗原 かつて小児科医のあいだでは, ADに限らず広範囲のアレルギー性疾患において食物アレルギーが原因だと考える傾向が強かった時期があり, 極端な食事制限も行われていました.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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