スキルアップのためのQ&A
Q パッチテストのやり方を教えてください
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.11 No.1 50,
2013
著者名
鈴木加余子
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
「A」パッチテストを施行するには, 原因製品(化粧品や医薬品など)以外に, パッチテスト用アレルゲン, 試料を貼布するユニット(パッチテスター「トリイ」〔鳥居薬品株式会社〕, Finn Chamber(R) On Scanpor(R)〔株式会社スマートプラクティスジャパン〕など), ワセリン, 蒸留水, ろ紙, 爪楊枝, 医療用テープ(シルキーポアなど)を用意する. 接触皮膚炎患者の原因検索のためのパッチテストの際には, 持参製品と同時にジャパニーズスタンダードアレルゲンを貼布すると, 1回のパッチテストで同時にアレルゲンが判明したり, 問診では疑わなかった物質が原因と判明することがあるので有用である. パッチテスト用アレルゲンは国内では鳥居薬品株式会社のパッチテスト試薬40種と佐藤製薬株式会社のパッチテストテープ6種類が入手可能で, いずれも検査用診断薬として保険承認されている. 海外では, Brial, Trolabなどから約400種類のアレルゲンが販売されており, いずれも海外技術交易(株)(東京都中央区日本橋2-16-3, tel 03-3275-3461)に連絡をするとアレルゲンのカタログがあり, 入手可能である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。