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対談

蕁麻疹~最近のキーワード~

宮地良樹森田栄伸

皮膚アレルギーフロンティア Vol.11 No.1, 36-42, 2013

「蕁麻疹診療:この10年の進歩」[宮地] 本日は「蕁麻疹~最近のキーワード~」をテーマに, 島根大学の森田先生にお話をうかがいたいと思います. 先生はずっと蕁麻疹をメインのテーマとして研究をしてこられたわけですが, この10年を振り返ってみて, どのような進歩があったとお考えでしょうか. [森田] 病態について言えば, 正直申し上げて, この10年間であまり大きな進展はなかったと思います. [宮地] それは病態に関してはある程度解明され尽くしているということでしょうか. [森田] そうではなくて, 本当にまだわかっていないということだと思います. たとえば最も多いタイプの特発性の蕁麻疹では, 慢性, 急性にかかわらず, マスト細胞が活性化されて膨疹をつくることは疑いがないと思いますが, ではそれがどうして活性化されるのかについては, 確かな証拠が出ていません. [宮地] そうですね. 私の素朴な疑問としては, マスト細胞の粘膜型と皮膚型の違いがあります.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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