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derm@tology
カエデトランスジェニックマウス
Kaede Transgenic mouse
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.9 No.3 903-64,
2011
著者名
本田 哲也
記事体裁
連載
/
全文記事
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
カエデ蛋白は珊瑚の一種Trachyphyllia geoffroyiから発見された蛍光蛋白の一種であり,2002年にMiyawakiらのグループによりクローニングされた1).カエデは,定常状態では明るい緑色の蛍光を発するが,紫外線(350~400nm)やviolet light(436nm)など特定の波長の光を吸収するとその蛍光蛋白の立体構造が変換され,赤色の蛍光を発するという特徴的な性質をもち,光変換蛋白(photoconvertible protein)と呼ばれる.光変換自体の細胞機能への影響はほとんどなく,細胞の新たなラベリング手法として注目を浴びている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。