要 約 接触皮膚炎とは外来性の刺激物質や抗原(ハプテン)が皮膚に接触することによって発症する湿疹性の炎症反応である.今回,接触皮膚炎の発症機序,臨床症状,原因抗原,治療法など,基礎から臨床において最近の10年間での変化に関して述べたい.