関節リウマチ(RA)の治療成績は,メトトレキサート(MTX)と生物学的製剤の導入による治療戦略の進歩に伴って飛躍的に向上した.TiCoRA study1)およびCAMERA study2)では,複合的な疾患活動性指標により数値化された疾患活動性に基づき治療戦略を選択するタイトコントロールが,臨床的寛解への到達に重要であることを示している.これらの知見から,2010年にTreat to Target(T2T)イニシアチブによる治療リコメンデーションが提唱され3),同じく2010年にEULARから発表されたRA治療リコメンデーションでも,臨床的寛解は現実的な治療目標として明記されている4)