竹内 本日は,わが国における「Treat to Target(T2T)」普及活動の中心を担っておられる先生方にお集まりいただき,関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)診療におけるTreat to Targetの現状についておうかがいしていきたいと思います.

竹内 現在のわが国におけるT2T普及活動の取り組みについて,10項目のリコメンデーション(表1)に関するGOAL研究会のアンケート結果をみますと(図1),たとえば「疾患活動性の評価は,中~高疾患活動性の患者さんでは毎月,低疾患活動性または寛解が維持されている患者さんでは3~6ヵ月ごとに定期的に実施する」というステートメント5の同意レベルが比較的低めでした.

伊藤 これは評価の間隔が短すぎるということなのでしょうか.

竹内 疾患活動性が中~高疾患活動性のときに毎月行うことは,現実問題として難しいことを反映しているのかもしれません.先生方の日常診療のご経験から,ステートメント5というのは実現可能なものでしょうか.

伊藤 疾患活動性の高い方は毎月診察してこまめに治療を変えたいところですが,他県から来院される方もおられますので,患者さんによっては現実的に2ヵ月に1回しか診察できないという問題があると思います.