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Arthritis Topics

ライデン紀行 第2回 Leiden Medical Universityで学んだこと(1)

金子祐子

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.9 No.2, 44, 2011

 関節リウマチ(RA)の治療目標は寛解であるが,その意味することは滑膜炎を鎮静化し,関節破壊と関節機能低下への進展を防止することである.関節破壊進展防止とはすなわち画像的寛解であるが,これは生物学的製剤を中心とした適切な治療により達成可能であることが多数の大規模臨床試験で証明されている.現在,画像的寛解はmodified Total Sharp Score(mTSS)の1年間の進行が0.5以下と定義されており,正確にmTSSをスコアすることは非常に重要である.

 今回われわれは,世界で最も汎用されているシャープスコア変法の提唱者であるvan der Heijde先生のもとで,mTSSの撮影方法から読影方法について理論から実践までを集中的に学ぶ機会を得た.約3日間,大変有意義で奥深い時間を過ごさせていただいたが,ここではそのなかから撮影方法について概説する.
 関節X線写真撮影において最も大切なことは,適切なポジションで撮影することである.第2指中手骨と橈骨のアライメントが直線となり,手掌から前腕がフラットになるように手を据える.不適切な位置やローテーションなどはびらんの見落としや関節裂隙判定の妨げとなるため,十分に注意する.X線の中心は,手の場合は水平ラインを中手指節,垂直ラインを第2・3中手骨間に,足の場合は水平ラインを中足骨近位,垂直ラインを第2・3中足骨間に据える.各両手足はそれぞれ1枚ずつのフィルムに撮影することが望ましく,適切なX線露光(8maV,50~55kV)も大切である(図1).

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