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Orthopractice―私の治療法 生物学的製剤~点滴製剤か,皮下注製剤か
DEBATE 2 皮下注製剤
掲載誌
Arthritis―運動器疾患と炎症―
Vol.9 No.2 22-26,
2012
著者名
亀田 秀人
記事体裁
誌上ディベート
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全文記事
疾患領域
膠原病・リウマチ性疾患疫
/
骨・関節
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
媒体
Arthritis―運動器疾患と炎症―
皮下注製剤は利便性ゆえに生物学的製剤の主流となっている.メトトレキサートとの併用で十分な有効性を発揮することは,TNF阻害剤に共通した特徴のようである.現在の用法で安定した血中濃度の維持は可能となっているが,皮下注製剤本来の長所は,自宅で用法・用量をきめ細かく調節できることであり,まずは一部の必要症例に対する十分量への増量が可能となること,ついで患者に応じた導入時の用量設定といった自由度の拡大であろう.そのためには,われわれが製剤の作用機序や安全性のモニタリングに習熟することが不可欠である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。