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研究施設紹介

慶應義塾大学医学部リウマチ内科

竹内勤

Arthritis―運動器疾患と炎症― Vol.9 No.1, 58-64, 2011

―慶應義塾大学に戻られることが決まったとき,どのようなことに取り組んでいきたいとお考えになりましたか.
 埼玉医科大学総合医療センターはとても素晴らしいセンターでしたが,基礎教室との連携が地理的な要因で難しく,どうしても取り組むことができなかった基礎研究がいくつかありました.慶應義塾大学に戻ることが決まったとき,慶應義塾大学には多くの優秀な基礎の先生たちがおられますので,これまで取り組むことのできなかった基礎研究,臨床で課題になっているテーマについて,一緒に研究に結びつけていければと思いました.

 また,臨床でも免疫関係の素晴らしい成果を出されている先生方がたくさんおられますので,臨床での新しいネットワークもつくりたいと考えました.
 今後は基礎の教室や他の臨床教室との連携によって,さらなる“Rheumatology”の発展に力を入れていきたいと思っています.

―教室の歴史・沿革についてお聞かせください.

 慶應義塾大学医学部は内科学教室が1つであり,そのなかで循環器,呼吸器,消化器などの各部門に分かれています.2009年4月に「血液感染リウマチ内科」から「リウマチ内科」と「血液内科」が分かれ,私がリウマチ内科初代教授を拝命いたしました.
 リウマチ内科に分かれる前の「血液感染リウマチ内科」は非常に伝統があり,リウマチ・膠原病,血液,感染症の領域において,代々日本でトップレベルの仕事を行ってきました.この血液感染リウマチ内科において,リウマチ専門の先生で初めて教授になられたのは本間光夫先生でした.私が大学院に入学したときの教授が本間先生であり,助教授が安倍 達先生で,安倍先生に直接実験のご指導をいただきました.臨床を重視した,内科系リウマチ膠原病学における,まさに当時日本で一番進んだ臨床研究を行っている教室でした.そのため,この教室からは10名以上の教授が輩出されるなど,人材輩出の拠点にもなっていました.

―現在,主力としている研究テーマについてお聞かせください.
 「成果を社会に還元できる,臨床を重視した研究の展開」を目標に,医局員一人ひとりが世界に通用する研究を目指し,そして実践していきたいと考えています(組織図).

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