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重症下肢虚血のWIfI分類

Angiology Frontier Vol.15 No.2, 1-5, 2016

「1 WIfI分類が生まれた背景」これまで,虚血肢の重症度を評価する尺度としてFontaine分類やRutherford分類が用いられてきた。しかし,糖尿病が爆発的に増え,それによって虚血による足病変もさることながら感染や神経障害で起こる足病変も急増している。そうした社会の疾病構造の変化に伴って,虚血以外の原因を含んだ包括的な足病変評価方法を必要とする社会的背景がWIfI分類を生んだといえる1)。
「2 WIfI分類とは」WIfIの“W”はwound,すなわち足病変の状態を,“I”はischemia,すなわち虚血重症度を,“fI”はfoot infection,すなわち足部感染の程度を示している。そして,この3つの組み合わせで,WIfI stageが決定される(表1:『末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン』2015年改訂に際して,WIfI分類1)を和訳したものである)1)2)。重症度分類としてのみならず,足病変を形成した病態を理解したうえで治療方針が決定されるべきであるという考え方を提案していることに,このWIfI分類の重要な意義が込められている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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症例 抄録