「Summary」躯幹部,四肢領域の脈管に対するMRI撮像は,近年のソフトウエア,ハードウエアの開発により,日常臨床においてなくてはならない診断技術となった。特に最近では,簡便で空間分解能の高いCT angiographyとのすみ分けから造影剤を使用しない非造影MR angiography(MRA)の重要性が増加している。非造影MRAのなかでは,主として3次元SSFP法,心電図同期3次元高速スピンエコー法などが使用されるが,それぞれの技術が異なる長所や短所を有する。これらの特徴を理解し,撮像領域や目的に応じて適切な撮像を行うことが重要である。
特集 日常診療における脈管検査―目的とその意義
7.MRI
MRI
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.15 No.1 55-60,
2016
著者名
天沼 誠
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
非造影MR angiography,造影剤,CT angiography,SSFP法,高速スピンエコー法
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。