2014年5月22日(木)~24日(土)の3日間,大阪医科大学内科学Ⅰ教授の花房俊昭先生のもと,第57回日本糖尿病学会が大阪国際会議場,リーガロイヤルホテル,ホテルNCBおよび堂島リバーフォーラムの4会場を用い開催された。参加者は約13000人,シンポジウムは27のテーマで,教育講演は34のトピックス,コントラバーシーセッションとしてまだ定説の得られていないテーマを6つ取り上げ議論が戦わされた。一般演題は2775題が発表された。「糖尿病とともに生きる~夢から実践へ~」をメインテーマとして学会のプログラムに取り組んだことが開会の辞で花房会長からご紹介され(写真1),会長講演(写真2),そして会長特別企画シンポジウムがまさしくこのメインテーマに沿って“膵臓β細胞再生”や“最先端テクノロジーの病態解析への応用”といった最先端の基礎研究から始まり,臨床実践への内容として「1型糖尿病とともに生きる―医師として,患者として―」のテーマが取り上げられた。