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私の研究―My Research―

第5回 ADAMTS13

藤岡政行藤村吉博

Angiology Frontier Vol.13 No.1, 58-63, 2014

「はじめに」最近, ADAMTS 13遺伝子改変マウスを用いた基礎実験で, 脳虚血1)-3)に引き続いて, 心筋虚血4)-6)の血栓性疾患においてADAMTS 13の病態生理学的意義の研究が行われており, ADAMTS 13を脳梗塞や心筋梗塞の治療薬として応用しようとする機運が高まりつつある. 本稿では, われわれが行っているADAMTS 13遺伝子ノックアウトマウスを用いた脳虚血の研究結果を交えながら, ADAMTS 13の脳虚血という病態における役割について考察する. ADAMTS 13(a disintegrinlike and metalloproteinase with thrombospondin type 1 motifs 13)は, 2001年にADAMTSファミリーに属する亜鉛型メタロプロテアーゼとして第13番目に発見された内因性酵素で7), 肝星細胞8), 血小板9), 血管内皮細胞10), および腎のpodocyte11)に存在することが知られている.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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