レニン-アンジオテンシン系阻害薬の新しい話題
RA系阻害と肥満
Effect of renin-angiotensin system inhibition on obesity
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.10 No.1 45-49,
2011
著者名
泰江 慎太郎
/
海老原 健
/
中尾 一和
記事体裁
特集
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抄録
疾患領域
高血圧
/
糖尿病
診療科目
老年科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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神経内科
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一般内科
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腎臓内科
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循環器内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
肥満
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脂肪組織
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アンジオテンシノーゲン
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CASE-J研究
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脂肪組織由来RAS
肥満は高血圧,糖尿病,脂質異常症などの代謝病の基盤となり,心・脳血管イベント発症に深く関わっている。最近の大規模臨床研究により,アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)投与によるレニン-アンジオテンシン系(RAS)の阻害が糖尿病新規発症を予防することが知られているが,カンデサルタン投与群とアムロジピン投与群とを比較したCASE-J研究においてRASの阻害が肥満度の大きい集団でよりよく新規糖尿病の発症を抑制することが明らかにされた。最近,われわれは肥満者において脂肪組織由来のアンジオテンシノーゲン(AGT)分泌量が増加していることを報告した。肥満で脂肪組織由来RASが亢進する可能性が示唆され,その病態的意義が注目される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

