「SUMMARY」
①高尿酸血症は多数の疫学研究から高血圧や虚血性心疾患のリスクとなることがわかっている.
②尿酸はキサンチンオキシダーゼ(XO)や尿酸トランスポーターを介して血管障害を起こす可能性がある.
③高尿酸血症は心不全のリスクとなり,その予後や心機能低下に関連する.
④XO阻害薬は高尿酸血症に合併する心不全の予後を改善できる可能性がある.
⑤高尿酸血症は心房の構造的・電気的リモデリングに関与し心房細動のリスクとなる.
「KEY WORDS」高尿酸血症,心血管疾患,高血圧,キサンチンオキシダーゼ,尿酸トランスポーター