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腎研究最前線―Up Date Nephrology

GWASの腎への応用(1)

後藤眞成田一衛

Nephrology Frontier Vol.13 No.3, 76-78, 2014

「はじめに」 前号では, ゲノムワイド関連解析(Genome-Wide Association Study : GWAS)の基礎理論について説明された. IgA腎症や糖尿病性腎症を含む, いわゆる多因子疾患の遺伝背景については, 旧来は生物学的に疾患の病態生理に関与すると予想される遺伝子を候補として, その遺伝子多型(single nucleotide polymorphism : SNP)と疾患の発症や進行との関連が研究されてきた. ゲノムプロジェクトの完了とその後のゲノム多様性地図の作成, ならびにDNAアレイ技術の開発もあり, 生物学的知見を前提としない網羅的解析であるGWASが様々な疾患で加速的に用いられた. 2007年を契機にGWASが多く報告されるようになったが, 2014年7月現在までにGWASによって同定された疾患に関連するSNPsは13,418, また論文数は1,926に及ぶ(http://www.genome.gov/gwastudies/).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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