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画像診断―イメージングアプローチ

腎細胞癌の下大静脈腫瘍塞栓血管3Dイメージング

山本徳則森健策後藤百万

Nephrology Frontier Vol.13 No.3, 70-74, 2014

「はじめに」 腎細胞癌の4~5%は下大静脈腫瘍塞栓を伴う. このように進展している状態であっても外科的治療で予後の改善が期待できる. 外科的侵襲は大静脈腫瘍塞栓の高さに従い大きくなる. 外科的治療も肝臓の受動, 体外循環と, 他科との連携が必要である. 下大静脈腫瘍塞栓症例は, 適切な腫瘍進展の詳細な画像イメージングを基に, チームで手術にあたることが重要である. また, 欧州13施設における静脈内腫瘍栓を有する腎癌の1,192症例に対する手術成績, ならびに予後因子の解析結果が報告されている1). その結果, 腎静脈内腫瘍栓(Group1)が933人(78.3%), 横隔膜下腫瘍栓(Group2)が196人(16.4%), 横隔膜上腫瘍栓(Group3)が63人(5.3%)であった. 平均生存期間はGroup1, Group2, Group3でそれぞれ52ヵ月, 25.8ヵ月, 18ヵ月である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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