<< 一覧に戻る

腎生理の基礎知識

第28回 生体と腎でのK代謝(2) 腎におけるK輸送:2.Kのネフロンセグメントに沿った輸送

関根孝司

Nephrology Frontier Vol.13 No.3, 56-61, 2014

「はじめに」 K+は糸球体で自由に濾過を受けた後に, 尿細管で再吸収および分泌を受ける. 成人のK+の一般的な1日摂取量は約70mEqであり, 尿中への排泄は約60mEqである(残りの10mEqは糞中に排泄される). このことから, 糸球体濾過量の約7%(FEK=7%)が尿中に排泄されることになる. K+は近位尿細管(proximal tubule : PT)からHenle係蹄までは再吸収を受け, 遠位曲尿細管(distal convoluted tubule : DCT), 接合尿細管(connecting tubule : CNT), 集合管(collecting duct : CD)では再吸収および分泌を受ける. このなかでK+の最終排泄率を決定している最も重要な部位(K+分泌の調節による)は皮質集合管(cortical collecting duct : CCD)である. こうしたK+のネフロン内での輸送の概略を図1に記す.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る