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特集 AKI(急性腎障害)に関する話題

特集にあたって

秋葉隆

Nephrology Frontier Vol.11 No.4, 11-11, 2012

Nephrology Frontier第11巻4号の特集として「AKI(急性腎障害)に関する話題」をお届けいたします. 本企画は, 2012年3月Kidney International誌にKDIGOのAKI診断治療臨床ガイドラインが公開されたのを機に, 腎臓医にとっても, また救急医にとっても, 治療成績の不良な疾患である急性腎障害の診断と治療を見直す機会を持とうという考えで, 企画されました. KDIGOによるAKIの診断基準の統一により, 症例の蓄積が進み, さらに新たな治療介入の成績が整理され, よりよい治療法の開発が促進することを期待するわけです. 限られた紙面ですので, AKI診断については, 「ポドサイト障害」について原正則先生に, 「急性尿細管障害マーカー: 尿中L-FABP」は木村健二郎先生のグループに執筆をお願いしました. 次に, 最近注目されている特殊なAKIとして「造血幹細胞移植とAKI」と題して安藤稔先生に, 最後に将来に向けて再生医学に治療の道を開けるかどうかについて「尿細管再生」を寺田典生先生のグループに執筆をお願いしました. また, 座談会では, 川崎医科大学の片山浩先生と東京医科大学の池田寿昭先生に救急/ICU医の立場から, 岩手医科大学の阿部貴弥先生と秋葉が腎臓医として, AKIへの治療介入の玄樹について, その問題点を明確にすべく, そして救急/ICU医と腎臓医, さらに看護師や臨床工学技士の連携をはかって治療成績を上げていくのかそのビジョンを語って頂きました. 膨大な領域ですので, 一部消化不良のところもありますが, 読者の先生方の臨床の一助になれば幸せです.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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