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検尿ノススメ

第42回 IgA腎症におけるCKD診療ガイド2012と尿沈渣成分との関係

横山貴新田孝作

Nephrology Frontier Vol.11 No.3, 52-55, 2012

「はじめに」IgA腎症は, 糸球体にIgAの沈着を伴う慢性腎炎の一形態として, 1968年にBergerとHinglaisによって初めて報告された1). 我が国での発症頻度は高く, 原発性糸球体腎炎の40~50%を占める. つまり, CKDを代表する原発性糸球体腎炎ということになる. CKDについては, CKD診療ガイド2012として2012年6月に改訂され, 重症度の原因を(Cause:C), 腎機能(GFR:G), 蛋白尿(アルブミン尿:A)によるCGA分類で評価することになった2). 本稿では, IgA腎症における尿沈渣成分(赤血球数, 尿細管上皮細胞数, 硝子円柱数, 顆粒円柱数)の排泄とCKD重症度分類(CGA分類)との関係について検討し, 各尿沈渣成分の意義について述べる. 「対象および方法」2011年1月~2012年5月までに当院第四内科にて初回腎生検が施行され, 病理組織学的にIgA腎症と確定診断された49症例(35.71±16.31, 男性18名, 女性31名)について検討を行った.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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