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特集 CKD関連ガイドラインをめぐる話題

特集にあたって

柏原直樹

Nephrology Frontier Vol.11 No.3, 11-11, 2012

CKDの概念が日本に導入され10年が経過した. 腎臓学会挙げての啓蒙普及活動が精力的に展開され, CKDが腎不全への移行のみならず, より早い段階での心血管病リスクと強く連関していることが広く認知されるに至った. 2007年には初めての「CKD診療ガイド」が刊行され, 2年後には「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009」も出版され, CKD概念の普及, CKD診療の標準化・均霑化に大きく貢献してきた. その後, CKDの臨床的意義, 重症度, 予防・治療法に関するcontroversyに関する議論がKDIGOを中心に行われ, 重症度分類などいくつかの修正が加えられることとなった. これらを反映してCKD診療ガイド2012が本年度刊行されるに至った. 現在, CKD診療ガイドライン2013の出版に向けて, 大詰めの段階にある. 本特集号では, 新ガイドラインの重要論点に関して, ガイドライン作成委員会の委員を中心に執筆をお願いした. 本特集号を介して, 新ガイドラインの骨子, 論点, 変更の趣旨理解が容易になることを期待している.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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