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検尿ノススメ

第35回 腎性貧血と尿検査

横山貴大沼榮子小川哲也新田孝作

Nephrology Frontier Vol.9, No.4, 43-45, 2010

「はじめに」慢性腎臓病(CKD)患者の多くには, 比較的早期から腎性貧血が見られる. その治療には, 赤血球造血刺激因子である遺伝子組換えヒトエリスロポエチン(recombinant human erythropoietin:rHuEPO)が使用されている. このrHuEPO療法は, 保存期腎不全患者の腎機能保持効果を有し1), さらに, 早期治療開始することによって有意に腎不全の進行阻止されることが示されている2). 本稿では, 東京女子医科大学第四内科で外来経過観察中の腎性貧血が見られた保存期腎不全患者32症例について, 初回rHuEPO投与時と1年後の貧血所見〔ヘモグロビン(Hb)値, ヘマトクリット(Ht)値〕, 尿検査所見(尿定性, 尿沈渣), 腎機能〔推算糸球体濾過量(eGFR)〕を比較し, rHuEPO療法により尿所見および腎機能の改善があるか否かについて検討した. 全32例の尿沈渣所見は, 赤血球と尿細管上皮細胞は個/HPF(強拡大:400倍で1視野表現), 硝子円柱は個/LPF(弱拡大:100倍で1視野表現)で検討した.

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