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検尿ノススメ

第30回 各種腎炎における円柱の定義

横山貴堀田茂小川哲也新田孝作

Nephrology Frontier Vol.8, No.3, 59-62, 2009

「はじめに」尿沈渣検査は, 尿定性検査所見を加味することによって, 各種腎炎, 尿路感染症, 尿路系腫瘍の診断および全身疾患の把握を簡便かつ非侵襲的に行える有用な検査である. 診断に有用な成分としては, 変形赤血球や白血球が臨床現場で用いられている. しかし, 他の成分については, 病理組織像との関係など詳細な検討はなされていないのが現状であり, 特に円柱類は軽視されがちである. 各書籍でも疾患および病態との関連性は細胞円柱の出現程度の記載であり, 他の円柱については詳細な記載がない. 本稿では, 2004年1月~2008年12月に東京女子医科大学第4内科にて腎生検が施行され, 病理組織学的に診断が確定した各種腎炎180症例について, 腎生検が施行される前日の尿検査所見(尿定性, 円柱類)との関係を検討した. 疾患との関係は, よく観察される硝子円柱と顆粒円柱は個/WF(弱拡大:100倍で全視野表現)で, 赤血球円柱, 白血球円柱, ろう様円柱, 脂肪円柱は検査標本中にて1個でも認められた場合を陽性とし, 検討を行った.

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