<< 一覧に戻る

検尿ノススメ

第28回 糖尿病性腎症と尿沈渣

横山貴堀田茂小川哲也新田孝作

Nephrology Frontier Vol.8, No.1, 40-42, 2009

「はじめに」糖尿病は持続的な高血糖により, 細小血管障害から全身の血管に様々な合併症を惹起する. その合併症の1つに糖尿病性腎症がある. 糖尿病性腎症は現在, 透析療法導入原疾患の第1位であり, その数は年々増加しており, その対策は重要な課題となっている. したがって, 糖尿病性腎症の的確な早期診断と治療を行うことが大切であり, その診断指標には微量アルブミン尿が有用とされている. 本稿では, 2008年1月~2008年12月の期間において, 東京女子医科大学糖尿病外来を受診し, 尿試験紙法による尿蛋白定性が1+以下で, 随時尿による微量アルブミンの定量と尿沈渣の検査依頼が同時にあった糖尿病患者尿599検体を用いて, 尿中赤血球数と微量アルブミン値および腎機能との関係から, 早期腎症期から顕性腎症期への移行を把握できるか否かを検討した. さらに, 病理組織学的に他の腎疾患が否定され, 糖尿病性腎症と診断された8症例について, 組織所見と尿沈渣所見との関係を検討したので報告する.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る