高齢者に多い耳鼻咽喉科疾患
鼻領域 慢性副鼻腔炎
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.21 No.1 34-39,
2021
著者名
藤枝 重治
/
坂下雅文
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
慢性副鼻腔炎(chronic rhinosinusitis:CRS)は、鼻腔・副鼻腔(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形洞)において少なくとも8週ないしは12週以上継続する慢性炎症疾患である。症状として、膿性(粘性)鼻漏、鼻閉、頭痛、顔面痛、後鼻漏、咳嗽などがある。日本においてはおよそ200万人の患者が存在する。米国では慢性副鼻腔炎、急性副鼻腔炎を合わせて1,000万人から2,000万人が罹患しているとされ、世界で多くの人が罹患している病気の一つである。日本においては、別名「蓄膿症」とも呼ばれ、こちらの方が一般人には浸透している。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。