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耳鼻咽喉科アレルギー研究・診療施設紹介

弘前大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科学講座

松原篤新川秀一

鼻アレルギーフロンティア Vol.11 No.2, 52-56, 2011

教室の沿革
 弘前大学医学部は1944年4月1日に設置された青森医学専門学校を前身として,1949年5月31日に新制弘前大学医学部として設置され,1951年3月31日の青森医学専門学校の閉校に伴い1951年4月1日に開設された.

教室の沿革(続き)

耳鼻咽喉科は弘前大学医学部の当初より講座として開設され,1947年11月から青森医学専門学校教授を務めた片桐主一教授が,弘前大学医学部耳鼻咽喉科学教室の初代教授として着任した.片桐教授は1962年4月に東北大学に招聘されるまで,15年間にわたり教室の基盤づくりから研究体系の確立まで尽力した.1962年7月には後任の粟田口省吾教授が着任し,青森県内の耳鼻咽喉科医療のさらなる発展に貢献し,その門下生の多くは現在でも青森県内外で第一線の臨床医として活躍している.1977年7月からは朴沢二郎教授が教室を主催し,「めまい」に関して基礎から臨床まで幅広い研究を行い,多数の医学博士を輩出して平衡神経科学の進歩に多大な功績を残した.1993年4月に新川秀一教授が就任した後,弘前大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科学講座と名称が変更されたが,これまでの教室の伝統を受け継ぎ,基礎から臨床まで耳科学,鼻科学,頭頸部外科学などの多岐にわたり研究を推し進めている.この間,信州大学の教授を輩出したことは記憶に新しい.

教室の構成と特徴

 2011年5月現在,教室構成員は新川秀一教授以下,准教授2名,助教5名,医員3名(うち社会人大学院生1名),聴力検査技師1名,言語聴覚士1名(リハビリテーション部所属),秘書2名で構成されている(写真1).

ほかに現在,アメリカのHouse Ear Instituteに1名留学中である.当附属病院は日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設に認定され,講座には日本耳鼻咽喉科学会専門医が9名在籍するほか,頭頸部がん専門医研修施設にも認定されており,3名が暫定指導医および1名が専門医を取得している.また,アレルギー学会専門医も1名が取得し,耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の種々の疾患に幅広く対応している.関連病院として青森県と秋田県北の基幹病院9施設に常勤医を配置しており,さらに十数施設に医師を派遣している.
 新臨床研修制度の影響もあり新入局医員が途絶えた年もあったが,耳鼻咽喉科学の専門性を積極的にアピールすることにより,2011年度には1名の新入局員を迎え,さらに2012年度には2名の入局を予定している.今後のさらなる発展が期待される.

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