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巻頭言

再生医療の真の普及を目指して

岡田潔

再生医療 Vol.19 No.1, 3, 2020

2013年の再生医療等安全性確保法の成立と旧薬事法の改正で,再生医療を取り巻く枠組みが劇的に変化してから7年が経過した。この7年の間に,新たな再生医療等製品が5製品承認され,100を超える再生医療に関係する臨床研究や治験が開始された。2016年からは日本再生医療学会が,日本医療研究開発機構が公募した再生医療臨床研究促進基盤整備事業に採択され,再生医療の実施を支援するナショナルコンソーシアムの構築を進めてきた。再生医療の発展の基盤を支えるためのレジストリであるNational Regenerative Medicine Database(NRMD)が運用を開始し,これまでにない再生医療に特化したテキストの発刊やeラーニングシステムの整備が行われ,患者に新たな再生医療の情報を発信するための再生医療ポータルサイトも開設し,開設から半年ほどですでに10,000以上のアクセスを受けている。このように,日本の再生医療はこの7年で大きく進歩し,再生医療に寄せられる関心も増加したといえるだろう。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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