海外文献紹介
表皮幹細胞を標的とした遺伝子治療による致死性表皮水疱症の根治的治療/3次元組織への力学的刺激の付与と力学的性質の連続的なモニタリングを同時に達成する培養基材の構築
掲載誌
再生医療
Vol.17 No.3 84-85,
2018
著者名
玉井 克人
/
城 潤一郎
記事体裁
抄録
疾患領域
皮膚疾患
/
再生医療
診療科目
皮膚科
媒体
再生医療
遺伝性疾患の根治的治療を実現するためには,障害組織の構造,機能を生涯にわたり維持し続ける組織幹細胞を正常化することが必要であり,その手段としては他家組織幹細胞移植,または自家組織幹細胞遺伝子治療の2つのアプローチがある。例えば,原発性免疫不全症患者に対して,他家造血幹細胞移植,あるいは自家造血幹細胞を標的とした遺伝子治療の有効性が示されている。一方,造血幹細胞以外の組織幹細胞を用いた遺伝性疾患治療実現には,各組織内に局在する幹細胞の同定,単離,培養の方法論確立が必要である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。