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巻頭言

「未承認再生医療提供問題」の解決と国民の啓発は学会の義務である

大和雅之

再生医療 Vol.17 No.3, 1, 2018

Amazonで,偶然に“Cell Therapy”と題された本をみつけたので古書を購入した。英国のSphere Books社から,1971年に出版された新書版144ページの小著であり,著者はPeter Stephanとある。本書によるとこの著者は,ロンドンのセルセラピーセンターの代表で,実際に様々な細胞治療を患者に施しているようである。本書によればその中身は,スイスで40年前に開発された動物の腺組織細胞をヒトに注射するというものであり,これまでに加齢を含む様々な疾患のヒト患者4万人以上に施し,成功していると記載がある。この施術を受けた著名人には,コンラート・アデナウアー(第二次世界大戦後の西ドイツ首相。冷戦時代の西ドイツ首相として,「奇跡の経済復興」を実現させた),ローマ教皇ピウス12世(第二次世界大戦中のローマ教皇),マレーネ・ディートリッヒ(ドイツ出身のハリウッド大女優),チャーリー・チャップリン(イギリス出身の喜劇王),サマセット・モーム(イギリスの小説家,劇作家。医師免許を得た後,文学者となった),ウインザー公爵(イギリス王エドワード8世),の健康を最良の状態に維持させたとある。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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