学会印象記
第36回日本運動器移植・再生医学研究会
掲載誌
再生医療
Vol.17 No.1 74-75,
2018
著者名
黒田 良祐
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療
診療科目
整形外科
/
リハビリテーション科
媒体
再生医療
第36回日本運動器移植・再生医学研究会が,京都府立医科大学大学院運動器機能再建外科学 久保俊一教授を会長として2017年9月29日・30日に開催された。「移植・再生医療とリハビリテーション医療」を本会のテーマとされ,整形外科における移植・再生医療のみならず運動器の機能改善のためのリハビリテーションの活用についても多くの議論がなされた。会長講演では「再生医療におけるリハビリテーション医療の役割」と題して,現在のリハビリテーション医学・医療の広がりと運動器の再生医療におけるその役割についてご講演された。学会は2日間にわたって行われ,初日には京都リハビリテーション医学研究会,京都運動器疾患フォーラムとの合同企画として,和歌山県立医科大学リハビリテーション医学の田島文博教授による「障がい者スポーツと再生医療」,秋田大学整形外科学講座の島田洋一教授による「ロボットリハビリテーションと再生医療」のご講演が行われた。2日目には岡山大学の千田益生教授による「筋肉と再生医療」,京都府立医科大学免疫学の松田修教授による「ダイレクト・リプログラミングの再生医療への展開」など非常に興味深い特別講演が行われた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。