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THE COMMENTARY

間葉系幹細胞の分類とその臨床応用

宮本憲一松崎有未

再生医療 Vol.16 No.3, 20-25, 2017

近年の幹細胞生物学は,研究競争の激化とそれによってもたらされた急速な技術発展に伴い,これまで数多くの難治性疾患に対する希望であった再生医療を具現化しつつあり,ますます脚光を浴びている。特に,iPS細胞はそのような希望の一翼を担うものであり,2006年に発表された論文第一報からわずか10年程度で飛躍的な発展を遂げている。
一方,我々の体にある多くの組織には生涯を通じて維持される幹細胞,組織幹細胞があり,その組織の機能維持を担っている。組織幹細胞の多分化能は,その組織を構成する細胞種に限定されるものの,人為的な脱分化の必要がないことや自家移植が可能など,ES/iPS細胞よりも倫理的・技術的問題をより軽減できることから,国内外で盛んに研究されている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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