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患者まで届いている再生医療

培養上皮細胞シートを用いた角膜上皮の再生医療

大家義則西田幸二

再生医療 Vol.15 No.4, 26-30, 2016

角膜は眼表面側から上皮,実質,内皮と大きく分けて3層に分かれる。角膜上皮の幹細胞は輪部と呼ばれる結膜と角膜の境界領域の基底部に存在することが知られており1),ここから分化したTA細胞がさらに増殖することで角膜上皮細胞がturn overしていると考えられている。角膜上皮幹細胞が完全に消失すると角膜上皮幹細胞疲弊症と呼ばれる状態となって,角膜上には血管を伴った結膜上皮が侵入して混濁し,視力低下の原因となる。角膜上皮幹細胞疲弊症の原因となる疾患には先天性のものとして無虹彩症や強膜化角膜,外因性のものとしてアルカリ腐食や熱傷,内因性のものとしてスティーブンスジョンソン症候群や眼類天疱瘡,そのほか特発性のものが挙げられる2)。
「KEY WORDS」培養口腔粘膜上皮細胞シート,cornea,トランスレーショナルリサーチ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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