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Opinion

再生医療を実現させるために

福田恵一

再生医療 Vol.14 No.2, 7, 2015

2014年,理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(現 多細胞システム形成研究センター)の高橋政代先生が,iPS細胞由来の網膜色素細胞を加齢黄斑変性症の患者さんの網膜に移植を実施した。文字通り,世界初のiPS 細胞の臨床応用であり,新しい時代に入ったといってよいであろう。今後はさらに,iPS細胞の臨床応用をパーキンソン病,脊髄損傷,血小板輸血,脳梗塞,重症心不全等の領域に拡げていくことになる。再生医療新法の成立,産学連携の推進等さまざまな希望を抱かせる話題に事欠かない再生医療の領域であるが,本当に懸念はないのであろうか? 期待が大きいだけに原点に立ち戻って,その弱点を整理して考えたい。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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