【特別企画 再生医療の実現化ハイウェイ】
(座談会)iPS細胞を使った再生医療の臨床応用に向けて
掲載誌
再生医療
Vol.12 No.2 23-31,
2013
著者名
畠賢一郎
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高橋政代
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森実飛鳥
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福田 恵一
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西田 幸二
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松山晃文
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
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神経疾患
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眼疾患
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再生医療
診療科目
循環器内科
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心臓血管外科
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脳神経外科
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眼科
媒体
再生医療
「iPS細胞を用いた研究の概要と進捗状況」畠(司会)本日はお忙しい中お集まりいただき, ありがとうございます. 本座談会は「iPS細胞を使った再生医療の臨床応用に向けて」をテーマに, この分野でご活躍の先生方にご討論をお願いしたいと思います. よろしくお願いいたします. まずは先生方が手掛けておられる研究の概要, 臨床応用に向けての進捗状況をご紹介いただきたいと思います. それでは, 高橋先生からお願いできますでしょうか. 高橋 われわれは, 患者さんのiPS細胞から誘導した網膜色素上皮細胞をシート状組織にし, 加齢黄斑変性の網膜下に移植する治療法の開発を進めています. 2013年2月末に「ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会」にプロトコルを申請していますので, そこでの審査, 患者さんの選定, 自家iPS細胞作製に8~10ヵ月程度要するとして, 実際の手術開始は1年後ぐらいの見通しです.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。