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特別企画 再生医療の実現化ハイウェイ

課題B「中長期での臨床研究への到達を目指す再生医療研究」 パーキンソン病に対する幹細胞移植治療の実現化

高橋淳森実飛鳥

再生医療 Vol.12 No.2, 15-17, 2013

「背景:パーキンソン病に対する細胞移植治療の確立」欧米では約400例の胎児細胞移植が行われており, L-ドパにも反応しない重症な人を除けば移植の効果があることがすでに証明されています. しかし, 移植に十分な量のドパミン神経細胞を胎児組織から得ることは難しく, またドパミン神経細胞以外の細胞も多く混ざるので, そのための副作用(体が勝手に動く)も報告されています. これらの問題を克服するために, 幹細胞を用いた治療に期待が寄せられています. ES, iPS細胞は培養皿の中で無限に増やすことができるので容易に大量の細胞を得ることができます. また, 分化誘導や純化の方法を工夫することによって必要な細胞(この場合はドパミン神経細胞)のみを得ることができます. このようにES, iPS細胞を用いて大量かつ均質なドパミン神経細胞を移植することによって, 胎児細胞移植の問題点を克服するのが本プロジェクトの狙いです.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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