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山中伸弥先生ノーベル医学・生理学賞受賞を祝して

掲載誌
再生医療 Vol.12 No.1 16, 2013
著者名
鄭雄一
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療 / その他
診療科目
その他
媒体
再生医療

山中伸弥先生, このたびのノーベル医学・生理学賞受賞, 誠におめでとうございます. まだ歴史の浅い再生医学にとって, 社会的な認知を画期的に広げる重要な一歩を印されたと存じます. 再生医学においては, 三大要素として, 幹細胞, シグナル因子, 足場素材が挙げられておりますが, 難病に苦しみ, 現場での治療を待っている患者さんたちに届けるためには, まだまだ越えなければならないハードルがいくつかあります. 代表的なものを列挙しますと, 幹細胞に関しては癌化の問題, シグナル因子に関しては分化効率や送達の問題, 足場素材に関しては血管化や三次元化の問題などが挙げられます. 三大要素におけるこれらの科学技術的課題を解決して初めて, 本格的な臨床応用が見えてくると思います. 日本再生医療学会の一員として, これらの課題に対して果敢に挑戦していきます. さらに, 実験室からは離れて, 患者さんに実際に医療を届けることになると, 有効性はもちろん安全性に関しても厳しい評価が待っています. 規制当局との十分な対話を通じて, 民学官産のステークホルダーの誰もが納得する, 製品やシステムを構築する必要があります. このことに関しても, 日本再生医療学会の一員として, 積極的に関与して, 社会での受容を促進していきたいと思います. 山中先生御自身もおっしゃっているように, Physician-Scientistの真のゴールへの旅は, 学問の世界での発見では終わりません. それらの発見が, 患者さんに届き, 効果を発揮するのを見て初めて完結するのであると思います. 日本再生医療学会の一員として, 先生とともに精進して参りたいと存じます.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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