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山中伸弥先生ノーベル医学・生理学賞受賞を祝して

掲載誌
再生医療 Vol.12 No.1 15, 2013
著者名
田畑 泰彦
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療 / その他
診療科目
その他
媒体
再生医療

平成24年10月8日(日)の夜, ラジオから「2012年のノーベル医学・生理学賞は京都大学の山中伸弥教授に決定した」というアナウンスが流れた. 今年は, ノーベル賞を受賞されるのではという個人的な予感が的中したこと, 「山中先生がついに!」という2つの気持ちが込み上げてきたことを今でも鮮明に覚えている. 山中先生とは, 再生医科学研究所でご一緒した時期もあり, また, 朝の通勤時, 電車の中でしばしばお会いすることもあり, 今回の受賞はとても他人事とは思えず, 大変, 喜んでいる. 身近に超一流の研究者がおられ, 再生医療に必要な医工連携の整っている恵まれた研究環境を再認識した. ノーベル医学・生理学賞は, 基礎的な大発見とその応用展開の重要性の2点が満たされることが必要であると聞いている. まさにiPS細胞はそのものである. 再生医療は新しい治療法を生むことから, 患者さんの期待が極めて大きく, それを実現するための技術, 方法論が多くの周辺分野を発展させるポテンシャルを含んでいる. 治療だけではなく, iPS細胞技術によって新薬の開発(創薬研究)や基礎細胞生物研究が加速されるであろう. この歴史に残る偉大な業績により, 再生医療に興味をもつ若手研究者がさらに増え, この分野の継続的な発展に大いに期待しているのは, 私1人だけではないであろう. この素晴らしい受賞の知らせに, 本学会員の皆様も喜びの気持ちでいっぱいであると考える. 再生医療の研究成果が1つでも多く, かつ早く世の中に応用展開されるとともに, この分野から第二の山中先生の現われることを強く望んでいる. 受賞後のテレビインタビューで, 最も印象に残っているのは「この受賞は研究チームのお蔭」という言葉である. この言葉から山中先生の人柄がうかがえる. このような気持ちがあってこそ, 大きな偉業が残していけるのであろう. 山中先生とその研究チームの皆様のこれまでのご努力に心よりお祝いを申し上げたい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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