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厚生労働省ヒト幹細胞指針に従った臨床研究アップデート

角膜上皮幹細胞不全症に対する培養上皮シート移植

市橋慶之榛村重人坪田一男

再生医療 Vol.9 No.4, 32-37, 2010

「はじめに」我々は2009年1月に眼科領域では初めて厚生労働省の「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」の承認を受け, 「角膜上皮幹細胞不全症に対する培養上皮細胞シート移植」を研究課題として臨床研究を行うこととなり, 同年11月には第1例目となる培養上皮シート移植を実施した. 術後約1年経過した現在でも経過良好である. 現在, 国内の角膜移植適応患者は年間約2万数千人発生すると予測されているが, 国内のアイバンクで供給される角膜は2,000眼/年程度であるのが現状である. 一方で米国の移植件数は年間約3万5千件もあり, 日本での角膜移植の件数がいかに少ないかが示唆される. これまでの角膜移植は献眼に依存しており, その献眼数は国内においては絶対的に少なく, ドナー角膜不足の状況にある. ドナー不足を解消する手段として, 細胞工学やバイオマテリアル技術を用いて再生角膜を作製する技術に期待がもたれている.

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