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循環器領域における再生医療の現状と展望
Ⅰ.基礎 内皮前駆細胞に関する研究の現状
掲載誌
再生医療
Vol.8 No.1 34-40,
2009
著者名
室原 豊明
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
高血圧
/
代謝・内分泌
/
糖尿病
/
再生医療
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
媒体
再生医療
「はじめに」1997年, 血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell:EPC)の存在が成人の末梢血において確認され, これらの細胞が血管新生部位(毛細血管再生)に取り込まれ, 後天的な血管発生型"の血管再生を起こすことが示唆された1)(図1). その後これらの細胞は血管障害部位の内皮細胞の層を"補充する"あるいは"修復する"作用があるのではないかと考えられるようになり
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。