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特別記事

iPS細胞への期待 眼科領域から

榛村重人小沢洋子川北哲也坪田一男

再生医療 Vol.7 No.2, 98-99, 2008

「はじめに」眼科領域でも他の専門分野と同様にiPS細胞に対する期待は高い. また, iPS研究者らからも, 眼科領域での臨床応用に対する期待も高いと感じられる. これは, iPS細胞の臨床応用で最も懸念される癌化という現象が, 体表面にあってかつ透明である眼球では早期発見できるメリットがあるからであろう. 眼球は構造上, 角膜および水晶体などの工学系を構築する前眼部と, 神経網膜や視神経のように視機能情報伝達を司る後眼部に分けることができる(図). 前眼部はレンズと絞りの役割を果たし, 神経網膜はフイルムにたとえることができる. 眼科領域における細胞工学的な技術開発は, 最終的には視力を回復することを目的としている. それは前眼部と中間透光体を透明にすることを意味し, かつ神経網膜では機能回復させることである. 角膜疾患の多くはドナー角膜を移植することで治療できるが, 最近ではドナー幹細胞, 自己幹細胞を用いた再生医療が盛んに開発されている.

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