<< 一覧に戻る

巻頭言

再生医療具現化に向けた取り組み

福田恵一

再生医療 Vol.6 No.3, 11, 2007

再生医療が叫ばれて数年の時間が経過した. この間, 皮膚や角膜の再生ではすでに臨床応用が開始されているが, その他の多くの領域ではまだ実験的段階といってよいであろう. 皮膚や角膜で再生医療が具現化したのは, 第一に体性幹細胞あるいは組織前駆細胞が利用できたこと, 第二に移植する組織が体表面への膜状のものであり, 第三に血管新生を必要としていなかったことに起因している. それでは実質臓器や身体の深部組織の再生医療を今後具現化させるためには何が必要であろうか? 多彩な細胞の種類が必要である腎臓や肺の組織再生は容易でないにしても, 心筋や肝臓では何をなすべきかを考えることは再生医療の前進のために必要不可欠なことである. 再生医療の実現には幹細胞生物学と組織工学の発達が必要であることはいうまでもない. 具体的に考えるとまずぶつかるのは, 肝細胞や心筋細胞を充分量確保しなければならないという問題である.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る