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ウイルスよもやま話

新型コロナウイルスの基本性状について

渡辺登喜子

インフルエンザ Vol.22 No.3, 45-49, 2021

シリーズ「ウイルスよもやま話」の第12回目もCOVID-19の話題です.
2021年7月2日現在の世界保健機関(WHO)の発表によると,全世界におけるCOVID-19の累計感染者数は1億8,230万人を超えており,犠牲者数は395万人にものぼっています.新規感染者数は,2021年4月19日にピークを迎え,その後少しずつ減少傾向にあります.世界各国では,いくつかのCOVID-19ワクチンが承認され,ワクチン接種が着々と進められており,世界全体の累計接種回数は30億回に迫る勢いです(2021年6月30日現在のWHOの報告).その中でも,米国,中国,インドにおける接種回数は突出して多くなっています.日本におけるワクチン接種のスタートは遅れていましたが,最近になってワクチン接種率が上がってきています.2021年7月3日現在,1回目ワクチンを接種した人の数が2,500万人,2回目接種を完了した人の数が1,200万人となっており,急ピッチでワクチン接種が進められていることがわかります(図1).
今回は,COVID-19の原因ウイルスである新型コロナウイルスのウイルス学的な基本性状について概説します.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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