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COVID-19の迅速診断に関する文献紹介
インフルエンザ Vol.22 No.3, 27-30, 2021
日本国内では，SARS-CoV-2の抗原検出型迅速診断検査（以下，Ag-RDTと略す）は，通常の臨床試験では間に合わないことから，RT-PCR試験用に採取された輸送用保存培地を使用した試験で緊急承認された．また，国際的に数多くの評価試験結果が紹介されているが，大病院で受け入れた患者に対して実施された内容が多いことから，開業医を受診するであろう軽症や中等症の患者とは少し異なるかもしれない．日本国内で十分に評価されたデータが少ない中でも，今後ますますCOVID-19疑いの患者が開業医を受診する機会が増えることが予想されるので，Ag-RDTを検討される際にご参考にしていただけるような論文を紹介したい．
「KEY WORDS」COVID-19，SARS-CoV-2，迅速診断，Ag-RDT，ブレイクスルー感染
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。