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治療(インフルエンザ)

子どもの新型コロナウイルス感染症

森内浩幸

インフルエンザ Vol.22 No.2, 27-34, 2021

国内外の多くの疫学・臨床研究から,子どもは新型コロナウイルスに罹りにくく,罹っても重症化しにくいことがわかっている.子どもの感染のほとんどは家庭で起こっており,学校や保育現場での感染リスクは高くない.子どもが罹りにくい理由には社会的要因(行動範囲が限られている)と生物学的要因(受容体の発現レベルが低い)があると思われる.子どもが重症化しにくい,というよりは大人(特に高齢者)が重症化しやすい理由として,高齢者の免疫系がこのウイルスに対して不適切に反応し,過剰な炎症状態を引き起こすことが推測されている.
「KEY WORDS」新型コロナウイルス,過剰炎症反応,免疫老化,小児多系統炎症性症候群

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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