診断(インフルエンザ)
SARS-CoV-2感染者の鼻咽頭ぬぐい液または唾液を用いた検査における検出感度について
インフルエンザ Vol.22 No.2, 15-20, 2021
新型コロナウイルスの流行が続く中,診断にはウイルスRNAを検出するPCR法やウイルス蛋白質を検出する抗原検査法が用いられている.精度の高い検査を実施するためには,高い性能をもつ検査法と正しい検査手技が必須である.さらに,最も大切なポイントのひとつとして,どのような検体を検査に用いるかという点がある.本稿では,新型コロナウイルス流行の現状や検査方法を総括しつつ,検査に用いる検体によって検出感度に差があるのかについて議論したい.
「KEY WORDS」SARS-CoV-2,新型コロナウイルス,鼻咽頭ぬぐい液,唾液,検査
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。